導入事例・お客さまの声

CN580をフル活用!古藤商店様

火星人「CN580」+「重合ノズルソニックスライサー」+「セットパンナー」+「レベントラックオーブン」をフル活用! 南魚沼らしさを生かした魅力的な焼き菓子で、ギフトの構成比をアップされている。

有限会社 古藤商店様 (新潟県南魚沼市)

霊峰八海山、清流魚野川など豊かな自然に恵まれ、コシヒカリなど美味(おい)しい食の産地として有名な新潟県南魚沼市。この地に、「お六饅頭」で人気を博し、幅広い層のお客さまから親しまれている古藤商店様がある。1店舗でありながら2億6000万円以上の年商を誇る同社。その人気の秘訣(ひけつ)を二代目であり代表取締役の古藤敏雄様にお伺いした。



クッキー生地の冷凍工程が省けた!
地域一番店として、大勢のお客さまから支持されている古藤商店様。観光バスの立ち寄りスポットにも選ばれているお店には、多い日は800人ものお客さまが訪れる。現在のアイテム数は約60種類。生菓子と焼き菓子の割合は50:50ほどだ。そんな古藤商店様に、20年にわたり愛されている焼き菓子「越後三山」がある。

【山型クッキー「越後三山」の生産風景】 生産には、オプションの「重合ノズルソニックスライサー」を接続した火星人「CN580」と「セットパンナー」、「レベントラックオーブン」を使用。1回で約3,400枚の商品を生産している。【山型クッキー「越後三山」の生産風景】 生産には、オプションの「重合ノズルソニックスライサー」を接続した火星人「CN580」と「セットパンナー」、「レベントラックオーブン」を使用。1回で約3,400枚の商品を生産している。
「『越後三山』は、元は魚沼三山という名前の山の型をしたクッキーです。名前とパッケージを一新したところ、徐々に売り上げが伸びまして。今までは、トヨ型(※流し物の型の一つで、円柱を直径で半分に切ったような形のもの)にクッキー生地を詰めて、冷凍にかけ、半解凍したものを手でカットしていました。人手だと厚さにばらつきが出てしまうため、ロスも多かったです。それに、商品が売れる時期というのは、すべての商品を同時に生産しなければいけないため、手間のかかる商品は後回しにしがちで…。『越後三山』はよく欠品になっていました。そこで、昨年の春、火星人『CN580』と『重合ノズルソニックスライサー』の導入を決めたんです。」
山型クッキー「越後三山」の生産工程
生産には、オプションの「重合ノズルソニックスライサー」を接続した火星人「CN580」と「セットパンナー」、「レベントラックオーブン」を使用。1回で約3,400枚の商品を生産している。
①生地をCN580に投入①生地をCN580に投入
②ノズルから山型に吐出された生地を「重合ノズルソニックスライサー」でカット。固形物入りの生地でも綺麗にカット。②ノズルから山型に吐出された生地を「重合ノズルソニックスライサー」でカット。固形物入りの生地でも綺麗にカット。
③「セットパンナー」でトレイに自動配列③「セットパンナー」でトレイに自動配列
④ラック差し④ラック差し
⑤「レベントラックオーブン」で焼成⑤「レベントラックオーブン」で焼成
⑥出来上がり!⑥出来上がり!

「超音波振動のカッターが形状を崩すことなくカットしてくれるため、手づくりと比べて見た目もキレイだし食感も良い。何より、生地の冷凍工程が省けたのが一番大きいです。機械で効率化を図ってからは、生産も安定し、売れ行きも好調です」 現在、火星人を使った商品は全体の7割を占め、毎日4~5時間ほど稼働している。


代表取締役 古藤敏雄様代表取締役 古藤敏雄様「『CN580』と『CN500』の2台を使っていますが、どちらも部品点数が少ないので分解しやすいです。特に『CN580』は生地残量が少なくなりましたし、性能もあがっているので、、大変使いやすいですよ。整流器の中の透明な蓋も女性の力でも取り外しやすくなったと好評です。女性が多い職場なので、女性目線で使いやすい機械というのは理想ですし、ありがたいです。」と社長は顔をほころばせながら続けた。「せっかく『重合ノズルソニックスライサー』を導入したわけですから、スライサーを使った商品を増やしていこうと思いまして。新たに魚沼産の米粉を使った『米っこサブレ』を開発しました。こちらも結構良いペースで出ていますので機械を導入して本当によかったと思っています」

古藤商店様では、今後も「重合ノズルソニックスライサー」を使った商品を増やしていく方針だ。


ギフトの増加は信頼の証
「昔からずっと、おまんじゅうなどの自家消費用の生菓子に力を入れてきましたが、より多くの方に味わっていただこうと、日持ちのする焼き菓子にも力を入れ始めました。越後湯沢の駅構内でも商品を販売したところ、地元の素材を使った焼き菓子が好評だったので、さらにバリエーションを増やし、包材の見直しも行うなど商品を充実させました。その結果、お土産としてだけではなく、地元の方にもお使い物として選んでいただけるようになりました。ギフト商品は現在、売り上げ全体の10%を超え、お客さまの購入単価も2000円を超えています。ギフト商品の増加というのは、お客さまの信頼が上がっている証拠だと思いますので、その信頼に応えるためにも、お客さまのニーズに応える努力を会社としてしっかり行っていこうと思います」
 
手前から
「桂饅頭」 (1個86円、45g)
「あげまん」(1個92円、45g)
「たどんこ」(1個86円、40g)


地域一番店として
古藤商店様の代表銘菓は、「お六饅頭」。良質な素材にこだわったこの商品は、もちもちした食感と皮むきあんのなめらかな舌触りが特徴の黒糖饅頭だ。2004年の発売以降大ヒットし、今もなおその人気は衰えていない。躍進を続ける古藤商店様だが、その背景には20年以上にわたり積み重ねた日々があった。

古藤商店様は、1979(昭和54)年に創業。もとは新潟名物の笹団子の卸売販売業を営む会社だった。しかし、創業者にして先代社長の古藤盛治様が、自社で取り扱っていた笹団子の味に納得がいかず、「心から美味しいと思える商品を自分たちの手でつくろう!」と奮起。製造業へ転業したのがきっかけだ。未経験ながらも研究と試作を重ね、地元のヨモギでつくる笹団子とおやきが自慢のお店へと成長を遂げた。「レオンさんの『N208型』を導入したのもこの頃でしたね」と社長。こだわりの笹団子を包あん機で安定生産し、順調に業績を伸ばしていった。そんな同社が次に取り組んだのが新たな名物「お六饅頭」の開発だったのだ。「ヒット商品を持つ」というお菓子屋さんの夢を見事かなえた古藤商店様。最後に、お菓子づくりをする上で一番大切にしていることをお聞きした。

「すべてのことに対して、じっくりと時間をかけることです。お菓子も人も同じで、すぐには育ちません。結果がでないからといってすぐに切り捨てるのではなく、なぜダメなのかどこがダメなのかをきちんと吟味して方法を変えてみる。商売は波があって当たり前なんですから、一喜一憂せず、真面目に取り組んでいくことが大切だと思います」

地域を代表する名店となった今も、人気に驕(おご)らず日々研鑽(けんさん)を積み重ねる古藤商店様。「越後三山」も「お六饅頭」に次ぐ同社の代表銘菓として名を馳(は)せることだろう。


火星人で生産されている商品※表記はすべて税込価格
 
手前「越後三山」 越後の代表的な山々を表現した山型クッキー。 フレッシュバターとスライスアーモンド、エダムチーズをたっぷりと使ったコクのある商品。「中ノ岳」(チョコチップ)、「越後駒ケ岳」(ココア)、「八海山」(バター)(1枚120円、30g)。
左「米っこサブレ」 魚沼産コシヒカリ米粉を使ってサックリ焼き上げたサブレ。お米のつぶつぶ感がアクセント(1枚100円、30g)。
奥「お六饅頭」 年間85万個を販売する古藤商店様の人気No.1商品。戦国武将・直江兼続の幼名である「樋口与六」の名を冠した黒糖饅頭で、特製の皮むきあんを沖縄多良間産の特級黒糖を使用した生地でつつみこんだ逸品(1個86円、40g)。


春限定の商品。左から
「和みほろり・桜」(1箱18個入り500円、10g)
「六日町桜あんぱん」(1個130円、50g)
「桜クッキー」 (1枚150円、30g)

越後名物「笹だんご」
(1個130円、68g)

国道291号線に面している古藤商店様の店舗外観。
敷地には広い駐車場が設けられている。

明るく広々とした店内には、約60種類の和・洋菓子が並ぶ。

パイ生地を使ったシュークリームは、鮮度にこだわり、注文をいただいてからクリームをお詰めする。よく売り切れになる人気商品。

店舗に併設されている工場には、大きなガラス窓が。
お互いの状況がよく見える。

クッキー「越後三山」のモデルとなった越後の山々と魚野川。

製造に注力する古藤社長(右)を、販売面でサポートする奥様でマネージャーの古藤祐美子様(左)。
 

つつむ No.149号 (2017年4月号)掲載
※文章内の表現・表記は、すべて取材当時のものです。
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