導入事例・お客さまの声

火星人「CN580」+「固形物包あん装置」で一輪の桜花を包あん 兎月園 様

繁忙期の対策がとれるようになりました

有限会社 兎月園(とげつえん) 様(静岡県三島市)

火星人「CN580」+「固形物包あん装置」で三島ざくらを生産。稼働は週1~2回。 一輪の塩漬けした桜花(約1g)をディスクポケットに供給し、中心に包あんする。 火星人「CN580」+「固形物包あん装置」で三島ざくらを生産。稼働は週1~2回。 一輪の塩漬けした桜花(約1g)をディスクポケットに供給し、中心に包あんする。

静岡県東部に位置し、東京駅から新幹線で40数分と通勤にも至便な三島市。古くは源頼朝も崇高したといわれる三嶋大社を中心に市街地を形成する。その門前に1936(昭和11)年より店を構える兎月園様。看板商品の「三島ざくら」は、参道に咲く桜をモチーフに生まれた商品だ。2016年、手づくりから火星人「CN580」での生産にシフト。代表取締役の綾部 剛様にお話を聞いた。代表取締役 綾部 剛 様

 
成形後アルミカップに。成形後アルミカップに。「三島ざくら」は桜花の塩漬けを自家製のあんで包んだホイル焼き。あんは栗、紫蘇、黒糖の3種類あり、甘さ控え目。桜の風味と塩気がアクセントになって癖になるおいしさ。手でつくっていたときは、桜をあん玉にのせて包んでいた。

 
上部にアルミをかぶせ四角に成形。上部にアルミをかぶせ四角に成形。「機械では、1個ずつ桜を安定して入れるのがむずかしくて。今回は兎月園用に特殊部品を装備していただきました」。火星人「CN580」に搭載する「固形物包あん装置」はディスクポケットの口径を24ミリに小さくし、固形物を押し込むプッシャーやインナーパイプもそれに合わせて細く設定した。それに、ドラムディスクとベースの隙間を調整するなど、小粒な固形物に対応した仕様だ。

  
オーブンで30分焼成。オーブンで30分焼成。「手粉を使わなくなり、その分、生地のしっとり感が増しました。手では包めないやわらかさで、食感が変わり、それが良い方に出た感じ。『おいしくなったね』とお客さまの評判はいいです。想定外でした」

 
「三島ざくら」1個130円(税込)、39g。あんが3種類あり、パッケージの色で分けられる。白は栗、ピンクは黒糖、グレーは紫蘇。5弁の花になるデザインは3代目のお母様がつくられた。「三島ざくら」1個130円(税込)、39g。あんが3種類あり、パッケージの色で分けられる。白は栗、ピンクは黒糖、グレーは紫蘇。5弁の花になるデザインは3代目のお母様がつくられた。

 三島ざくらの生産個数は30個/分。1回に3種類を各900個つくり冷凍保存する。
「桜の季節になると生産量は3倍になります。職人1人では時間200個が限界でした。
何百個、何千個という注文をいただくと、正直きつかったです。毎回2700個なんて昔からは考えられないですよ。繁忙期の対策がとれるようになりました」
父である先代の綾部哲雄様が考案。花びらのパッケージはお母様がデザインした三島ざくら。3代目として愛着はひとしお。

 
 
お店は三嶋大社の近く旧東海道沿いにある。三島駅から徒歩12分。8時開店。定休日なし。2018年、全面改装の予定。お店は三嶋大社の近く旧東海道沿いにある。三島駅から徒歩12分。8時開店。定休日なし。2018年、全面改装の予定。「三嶋大社に観光バスが着くと車中販売とか、三島スカイウォーク(吊り橋)やサービスエリアの売店にあったり、沼津の高級スーパーにコーナーを設置したり、そういうものにも対応できるようになりました。卸も増えています」。着実に販路を広げている。

 
新春の抱負は。「今年は本店を全面改装する予定です」。三嶋大社前にある商業施設「大社の杜」が盛況。観光バスが行き来し活性化する商店街を象徴する内容になりそうで、楽しみだ。

 
グルメと雑貨の店が集合した商業施設「大社の杜」 にも和カフェを出店。グルメと雑貨の店が集合した商業施設「大社の杜」 にも和カフェを出店。

 
つつむ No.152号 (2018年1月号)掲載
※文章内の表現・表記は、すべて取材当時のものです。
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