環境
環境方針
当社は、気候変動問題への取り組みを、国内外の経済発展において重要な課題と認識しており、持続可能な低炭素社会の実現に向けて、事業活動における省エネルギーの推進や、本社および工場での再生可能エネルギーの導入により、GHG(温室効果ガス)やCO2排出量の削減などに取り組んでおります。
また、環境負荷低減やエネルギー省力化などに寄与する製品の開発提供にも注力し、2050年までにCO2排出量実質ゼロとするカーボンニュートラルを目指してまいります。
なお、TCFDの枠組みに基づく開示等につきましては、以下のリンクの通り公表しております。
温室効果ガス(CO2)の削減目標
環境への取り組み
太陽光発電
地球温暖化問題や東日本大震災にともなう原発問題を契機として、エネルギー問題に対する国民の関心や意識の高まり、「低炭素社会」および「循環型社会」の実現に向け、省エネ対策はもとより、太陽光をはじめとした、再生可能エネルギーの活用促進への取り組みが重要な課題の一つとなっております。
当社も社会貢献の一環として、平成26年1月20日(月)に当社上河内工場の屋根を利用した太陽光発電の稼動を開始いたしました。
<概要>
- 設置面積
約5,200㎡
- 発電出力
600Kw
- 想定発電量
約60万Kwh/年(一般家庭130世帯分)
再生可能エネルギー由来電力の導入
2022年2月に本社ソリューションセンターおよび上河内工場の使用電力を非化石証書付き再生エネルギーの電力に切り替えました。これにより年間約1,800トンのCO2削減が見込まれます。
食品ロス削減への取り組み
当社グループでは、今まで蓄積したハードあるいはソフトの技術を活かし、工場まるごとの設備一式を提案することで食品ロスを少なくする取り組みをしています。
当社子会社であるオレンジベーカリー(アメリカ)のパン工場では、成形・発酵・冷凍など製造ラインのすべてを当社がシステム設計しており、機械の組み合わせによる不良品の発生を防ぐとともに、従来の成形冷凍パンと違って解凍なしですぐ焼ける冷凍パンの品ぞろえを拡充しています。
通常、店舗でパンを焼く際には売り切れを防ぐために多めに焼きますが、オレンジベーカリー製の発酵後冷凍パンはその必要がありません。解凍・発酵の手間が要らず、焼成までの時間を大幅に短縮することができます。パンの売れ具合を見て追加焼成ができるので、売れ残りのロスが減らせるようになりました。
当社はSDGsのターゲットへの貢献はもちろんのこと、食品関連企業として、積極的に食品ロスの問題に取り組んでおります。
環境保全活動
日光杉並木保護活動
レオン本社の前から日光に向けて続く赴き深い日光杉並木街道。
わが国で唯一、国の特別史跡・特別天然記念物の二重指定を受ける貴重な文化財産でもあり、世界で最も長い並木道として、ギネスブックにも登録されております。
総延長37kmの街道には、古いもので樹齢380年を超える杉の巨木など、中には生育環境の悪化や杉自身の老齢化等で、樹勢が弱まり枯れてしまう杉が数多く出てきております。このままでは、世界に誇る杉並木の景観が失われてしまう恐れがあります。
弊社は栃木県が発足した「日光杉並木オーナー制度」に賛同し、2015年からオーナーとして、長い歴史に彩られた日光杉並木の樹勢回復事業を支援してまいります。